本書は1924年にドイツで発行された二版を翻訳したものである。 一版は1924年に発行されている。第一次世界大戦前ドイツで入手できる 真空管はレーベン管のみで、研究に支障をきたし、1914年に米国から真空管 を輸入し研究をはじめたが、すぐに第一次世界大戦が勃発し、研究は中断した。 戦後研究を再開しまとめあげたのが本書である。書籍番号005で紹介している メラーの書籍も、同時期に発行されている。翻訳者は伊藤庸二で、京大の 加藤信義とともに、ドイツに留学、バルクハウゼンに師事。
（注）　レーベン管:　水銀蒸気を用いた三極管、サイラトロンのような動作をする。

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