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理工学出版 真空管工学

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書籍番号:015
著作者名:浜田成徳
初版発行:1937年

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目次

第1章 真空管工学原論
1.1 熱電子放出現象
1.2 単一金属の熱電子放出
1.3 単原子層の熱電子放出
1.4 酸化物陰極の熱電子放
1.5 高温物質のイオン放出
1.6 二次電子放出現象
1.7 真空中に於ける電子の運動
1.8 熱電子流の脈動現象
1.9 接触電位差
1.10 二極真空管
第2章 三極真空管の理論と特性
2.1 等価二極管
2.2 三極真空管の定数
2.3 三極真空管の定数の計算法
2.4 三極真空管の特性
2.5 三極真空管の電子幾何光学的考察
2.6 格子が正電位を有する場合の特性
第3章 多極真空管の理論と特性
3.1 多極真空管の起源と分類
3.2 多極真空管の理論
3.3 多極真空管の電子幾何光学的考察
3.4 第二種多極真空管
第4章 三極真空管
4.1 真空管の設計法
4.2 陰極の材料及び構造
4.3 陽極の材料及び構造
4.4 格子の材料及び構造
4.5 其の他の部品
4.6 外囲器
4.7 真空管の製作法
第5章 真空管の試験法
5.1 線条電圧、線条電流
5.2 静的特性
5.3 電極間容量
5.4 電極間容量
5.5 陰極放射電流
第6章 真空管増幅器
6.1 電圧増幅
6.2 等価回路
6.3 入力インピーダンス
6.4 動作特性
6.5 歪
6.6 非直線歪
6.7 電力増幅
6.8 A級電力増幅
6.9 C級増幅
6.10 B級増幅
6.11 多段増幅
6.12 抵抗結合増幅器
6.13 インピーダンス結合
6.14 変圧器結合増幅器
6.15 高周波増幅器
6.16 中間周波増幅器
6.17 ニュートロダイン
6.18 特殊増幅方式
6.19 帰還増幅器
6.20 負帰還増幅器
6.21 増濾波器
6.22 自動音量制御
6.23 圧伸増幅装置
6.24 真空管増幅器の雑音
第7章 真空管変調器
7.1 変調
7.2 振幅変調
7.3 変調度
7.4 位相変調
7.5 周波数変調
7.6 真空管による振幅変調
7.7 格子変調
7.8 陽極変調
7.9 ハイシング変調
7.10 B変調
7.11 多極管による変調
7.12 搬送波阻止
7.13 平衡変調器
7.14 搬送波盛業
7.15 単一側帯波
7.16 二重変調
7.17 位相変調を得る方法
7.18 振幅被変調波より位相変調波の合成
7.19 シレー変調
7.20 ドハティー変調
第8章 真空管検波器
8.1 検波
8.2 自乗検波
8.3 直線検波
8.4 二極管検波
8.5 格子検波
8.6 陽極検波
8.7 再生検波
8.8 超再生検波
8.9 スーパーヘテロダイン検波
第9章 真空管発振器
9.1 発振器の構成
9.2 発振器成立の条件と周波数
9.3 発振回路の一般的考察
9.4 振動の始動と振幅の生長
9.5 格子電流の影響
9.6 発振器の出力と能率
9.7 発振器の直流接続法
9.8 真空管発振器における異常現象
9.9 発振器周波数の安定法
9.10 特殊発振器
9.11 ダイナトロン
9.12 ネガトロン及びカリトロン
第10章 真空管整流器
10.1 整流方式
10.2 平滑装置
10.3 整流装置の特性
10.4 整流用真空管
第11章 超高周波用真空管
11.1 超高周波に於ける諸問題
11.2 負格子発振用真空管
11.3 超高周波増幅用真空管
11.4 正格子発振用真空管
11.5 磁電管
第12章 ガス入り管
12.1 ガス及び水銀封入熱陰極二極管
12.2 水銀整流器
12.3 イグナトロン
12.4 格子制御放電管
12.5 定電圧放電管
12.6 バラスト抵抗管
第13章 ブラウン管
13.1 熱陰極と蛍光物質
13.2 電子幾何光学
13.3 ブラウン管の性質
13.4 ブラウン管の特性
13.5 ブラウン管回路
13.6 テレビジョン用ブラウン管
第14章 光電管及び光電池
14.1 光電子放出現象
14.2 光電管の種類
14.3 光電管の特性
14.4 光電管回路
14.5 積層光電池
14.6 二次電子逓倍管
第15章 真空管研究の将来
15.1 基礎研究の必要
15.2 陰極研究と真空管の将来
15.3 構造及び形状上の研究とその将来
15.4 超高周波管の将来
15.5 ガス入管の将来
15.6 光電管及びブラウン管の将来
15.7 我が国に於ける真空管研究と其の将来
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概要

最終章にわずか3ページであるが「真空管研究の将来」を論じている。 「日本では基礎研究が十分でないため世界をリードする発明、発見が出てこない。 これは電気通信学会国産化調査委員会での調査結果が明白に物語っている。」 とし、応用的研究だけでなく基礎研究の重要さを説いている。 また、文献は多量に記載されている。最新の学会誌からの引用が多い。国内で出版された 書籍で引用されているのは千葉茂太郎の「真空管」ぐらいである。

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著者 浜田成徳

東京電気株式会社 工学士
大正14年(1925)東京大学工学部電気工学科卒業、東京芝浦電気株式会社電子工業研究所長、東海大学理事長兼学長、東北大学教授、郵政省電波管理局長兼東北大学教授。

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