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共立社 真空管

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書籍番号:007
著作者名:千葉茂太郎
初版発行:1933年

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目次

第1章 真空管の基礎的物理現象
1.高真空における電子の運動
    a 電子の電荷と質量
    b 衝突による電離
    c 真空度
2.熱電子放出
    a 飽和電流
    b 放出効率並びに寿命
    c フィラメントの種類
    d アクティベーション
3.二極管の特性
    a 特性曲線
    b 初速度の影響
    c フィラメント電圧の影響
    d フィラメント温度の影響
    e 放出電流による加熱
    f 実際の真空管の構造
4.三極管の特性
    a グリッド電極の影響
    b 特性曲線
    c 三極管定数の測定
    d グリッド電流
    e 四極管
5.其の他の真空管の主なる現象
    a プレートの加熱現象
    b 次電子放出現象及びダイナトロン
    c 磁場の影響及びマグネトロン
第2章 真空管の増幅作用
1.真空管の増幅回路
    a 増幅器の等価回路
    b プレート・インピーダンスZpの影響
    c 増幅器の最大出力
    d グリッド電流の影響
2.可聴周波増幅器
    a 抵抗型及びリアクタンス型増幅器
    b 変圧器型増幅器
    c 出力増幅器
    d 直流増幅器
3.高周波増幅器
    a 一般的特性
    b 同調変圧器による増幅
    c プレート・グリッド間静電容量の影響
    d 短波増幅器
4.無線電信及び電話受信機
    a 多階増幅回路
    b 受信増幅回路の故障
    c 受信増幅回路にあらわれる雑音
第3章 真空管の発振作用
1.発振用真空管の接続
    a 増幅器における再生作用
    b 発振器の振動発生条件
    c 各種振動発生条件
2.真空管発振器の諸特性
    a グリッド電位及グリッド・プレート結合の影響
    b 発振器の出力並びに能率
    c 発振器の周波数とその変化、高調波
    d 発振器における異常現象
3.無線電信用送信機
    a 単なる送信装置
    b 送信真空管並に電力増幅真空管
    c 定周波発振器、特に水晶制御発振器
    d 周波数倍化装置
    e 複雑なる無線電信送信機
4.無線電話用送信機
    a 無線電話用電波の性質−送信側の考察
    b 無線電話用電波の性質−受信側の考察
    c 変調の方法
    d 複雑なる無線電話送信機
    e 搬送波消去の変調法
5.特殊振動発生装置
    a 唸り振動数発振器
    b 超短電波発生装置
    c ダイナトロン発振管
第4章 真空管の検波並びに整流作用
1.真空検波管の諸特性
    a 真空管の検波作用並に整流作用
    b プレート特性検波管
    c グリッド特性検波管
2.真空管検波法の諸変形
    a 再生式検波法
    b ヘテロダイン検波法
    c 超再生式検波法
3.真空管整流器
    a 整流真空管の特性
    b 整流回路
    c 熱陰極水銀整流器
4.真空検波管の電圧計としての応用
    a 真空管電圧計
    b 真空管電圧計による各種測定
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概要


目次をみるとよくまとまっているのがわかる。 ただ残念なのは 参考文献がまったく書かれていないこと。 内容は電子回路、電子管回路に比重がおかれていて電子管そのものに ついては比較的簡単に記述されている。 電話送信機の項ではすでに片側帯波送法の記述がある。これも出典 がわかるように記述されていれば資料として役に立つのだが、 残念である。

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著者 千葉茂太郎

工学博士
インターネットで調べると、下記の二人が出てきます。同一人物でしょうか?
千葉茂太郎 (芝浦電機研究所長、工学博士)
千葉茂太郎 (東北大教授)

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写真

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